ヘビースモーカーだった私が、タバコを辞めた話【禁煙】
私は禁煙をして、2019年5月現在で丸3年経過しました。
元々はタバコを1日3箱は吸うヘビースモーカーでした。
食後や休憩時間はもちろん、朝起きたらタバコを吸い、夜寝る前もタバコを吸い、トイレの中でもタバコを吸っていました。
常に新品の箱を持っていないと不安になるので、コンビニに立ち寄る度にタバコを買っていました。
飲み会の前には、念の為にと3箱買ってから向かうのが習慣でした。
値上げの度に、今回こそはやめるぞ!と決意をしてはカートンを買い溜めして、それを吸い終わったら結局値上げをしたタバコを買いに行くような絵に描いたようなタバコ依存症でした。
そんな私がふとしたきっかけで禁煙に成功した話を紹介します!
私が禁煙を始めたきっかけ
・喫煙所を探すのが煩わしくなった
今の日本において、喫煙者は煙たがられる場面が多くなりました。
街からは目に見えてタバコの吸える場所が減りました。
観光地やレジャー施設はもちろん、初めて行く場所では、必ず最初に喫煙所の場所を探して、喫煙所が見つかればホッとしてそこへ向かう事が一連の流れになっていました。
そんな中、某ネズミの遊園地へ妻と遊びに行った時に、着いた瞬間例のごとくマップを広げ、まず喫煙所を探しました。
しかし苦労して見つけた先には洞窟?の奥にある喫煙所。
そこには所狭しと喫煙者が押し込まれ、人口密度過多の中、煙がもくもく。そんな中で吸うタバコは気分の良いものではありませんでした。
せっかく夢の国へ来たのに、タバコを吸う人間はわざわざ喫煙所を探し回った末に、こんな暗くて狭くて臭い場所に押し込まれるしかないのかと思い、禁煙してみようかな…と考えました。
・金銭的負担がかさんでいるような気がした
私がタバコを吸っていた当時は1箱440円でした。
しかもタバコを吸うときは必ず飲み物が欲しく、コーヒーやら水やらも必ず一緒に買っていました。
また、喫煙所が無くわざわざ喫茶店へ入って休憩する事もしばしばありました。
さらに歯がすぐ黄色くなるので歯医者さんへ1回3千円のお掃除に少なくても3ヶ月に1回は通っていました。
スーツなどの服もファブリーズをした所で、臭うためクリーニングもかなり頻繁に出していました。
結局タバコ代に加え、あらゆる出費がかさんでいる状態でした。
自分はタバコも吸えない程貧乏じゃないし…と思ってタバコを吸っていましたが、
同じ金額を違う事に回せばかなり贅沢できるんじゃないかと考えました。
・モテたい
これは全男性の願望でしょう。
元々カッコいいからと思って始めたタバコが、歳を取ったからなのか、社会の風潮からなのか、
臭い・病気・金無いの様なネガティブなイメージが強くなった様に思います。
そりゃあ常に良い匂いで、白い歯で、タバコにお金を使う事が無いサラリーマンの方が間違いなくモテるだろうと思います。
どのように禁煙したのか
私の場合は、ニコチンガムやパッチ、禁煙外来など何も使わなかったです。
タバコについて考え抜いて、自分には必要無い物だと信じ込んで辞めました。
その時点で今思うと、タバコの精神的な依存から抜けていたのだと思います。
逆に、ニコチンガムやパッチなどでニコチンを与えながら、ニコチンへの精神的依存ばりばりの状態で辞める方が難しいんじゃないかと思います。
・タバコの精神依存から抜け出すコツ
【タバコは辞めたい人がほとんど】
殆どの喫煙者が一度くらいは禁煙を試みた事があるでしよう。その度にやっぱり自分にはタバコが必要だ、タバコがないと人生が楽しく無い…と思い、また吸い始めるのです。しかしまたふとした時に、禁煙に挑戦したりして、本質的には誰しもが辞めれるなら辞めたいのです。辞めようと思った時にきっぱり辞めましょう。
【吸いたいのはニコチンのせいだと知る】
タバコを吸うと落ち着く、集中できると言いますが、
タバコを吸わないと落ち着かない、集中できない体に、タバコを吸っているせいでなっているのです。
非喫煙者の人は、タバコを吸わなくたって落ち着けますし、集中も出来ます。
また、食後は必ずタバコを吸わないとご飯が美味しくなくなるような感覚に陥りますが、ご飯の味はタバコを吸う人もそうじゃない人も皆一緒です。
全てはニコチンによって、ニコチンが無いと生きていけない思考になるように操られているのです。
これから脱出する方法は、タバコを吸わなくなる以外にありませんね。
禁煙中辛かったこと
・眠くなる
タバコを辞めてすぐは、とにかくボーッとして集中力がなくなります。そして僕の場合は、猛烈に眠くなりました。
ニコチンがないと集中力高める事が出来ない体になっていたので当たり前ですが、結構辛いです。
しかし自分の体からニコチンが抜けている証拠でもありますので、その喜びを実感する様にしましょう。1週間もすれば段々眠気も治まってきます。
・歯が浮く感じがする、肺が痛い
これは同じく禁煙した友人に話を聞いたら、そんな事は無かったと言っていたので、個人差があるのかもしれませんが…
常に歯が浮く感じがしたり、肺が痛くなったりと肉体的な苦痛が襲って来ました。
しかし、この苦しみも全てタバコを吸っているせいで味わう苦痛なんだと、タバコへの恨みへと変えてモチベーションを保っていました。これもピークは1週間くらいで、症状は収まりました。
・飲み会
お酒とタバコはセットだと思っていた私。
もし吸いたくなったらどうしよう、酔った勢いで吸ったらまた振り出しに戻ってしまう。と飲み会に出席する事自体が億劫になってしまいました。
結局禁煙をして1ヶ月程で初めて飲み会に参加しました。
その時には吸いたい事もなく、意外と平気に過ごせるんだなぁと思いました。
禁煙を始めたての頃くらいはそういう付き合いも断っていいかもしれませんね。
タバコを辞めて思う事
正直言って、禁煙なんて絶対無理だと自分でも思っていました。妻からも友人からも絶対無理だと言われていました。
しかし辞めた今思う事は、意識ひとつで案外簡単に辞めれたなと思っています。
逆に簡単だったなと思うくらいの心理状態を維持できたので辞めれたのかなと思います。
なので、今禁煙を始めてめちゃくちゃ吸いたい!
めちゃくちゃ辛いという方はもう一度タバコに火を点けて、自分はこのタバコのせいで苦しんでいるという事をしっかり考え、精神依存からある程度抜けた状態でまた禁煙に臨むと良いかもしれません。
後はご飯が美味しくなるとか、寝起きが良くなるとか…禁煙をしたら体が快調になる様な話がありますが、全く実感はありません。(笑)
タバコを辞めたら人生が大きく変わると思っているのも、ニコチンによって作り出される、喫煙者の妄想なんだなという事を実感しました。
以上、私が禁煙に成功した時の話でした。